「プロも愛用する最高峰のキーボード」として名高いHHKB。でも実際に買った人の中には「うーん、思ってたのと違う...」と感じている人も意外と多いんです。
なぜそんなことが起こるのでしょう?その背景を知れば、あなたが買うべきかどうかも見えてくるはずです。
多くの人は、TwitterやYouTubeで「HHKB最高!」という投稿を見て「これなら絶対間違いない!」と思って購入に踏み切ります。ところが実際に使ってみると...
「思った以上にカタカタ音がする」
「3万円払った割に、そこまで感動がない」
なんて声が聞こえてきます。
つまり、事前の期待値が高すぎて、現実とのギャップに驚いてしまう人が多いんですね。
「高級キーボードだから完璧」って思い込んでませんか?
HHKBって3万円以上するじゃないですか。だから多くの人が「これだけ高いなら、絶対に使いやすいはず!」と考えちゃうんですよね。
特に初めて高級キーボードを買う人ほど、その傾向が強いです。
SNSやYouTubeを見ても「打鍵感が最高」「一度使ったら戻れない」みたいなポジティブな意見ばかり目立って、ネガティブな情報ってあまり拡散されないものです。
だから「高い=完璧」というイメージが先行しちゃうんです。
でも実際には「キー配列に慣れるまで時間かかる」「思ったより普通だった」という体験談も結構あるんですよね。この「完璧を求めすぎる心理」が、結果的に後悔を生んでしまうんです。
みんなが憧れる理由(特に女性に人気の秘密)
20代から40代の女性がHHKBに憧れるのって、やっぱり「おしゃれで知的なイメージ」が大きいと思います。
あのシンプルで洗練されたデザインは、InstagramやTwitterに投稿するとめちゃくちゃ映えるんですよね。在宅ワークをしている人にとっては「デスク周りを格上げするアイテム」として魅力的に見えるはずです。
「#HHKB」で検索してみてください。カフェで作業している素敵な写真や、統一感のあるデスクセットアップがたくさん出てきます。
それに「HHKBを使う=仕事ができる人」というイメージもありますよね。周りと差をつけたい女性には、そういう部分も魅力的に映るんだと思います。
HHKBを買って「あれ?」と思う瞬間たち
実際にHHKBを買った人が「思っていたのと違った...」と感じるポイントを見てみましょう。
「え、3万円でこれ?」価格への疑問
HHKBって新品だと3万円〜4万円するんですよね。普通のキーボードと比べると、正直めちゃくちゃ高いです。
だからこそ「これだけ高いなら、絶対に後悔したくない!」って気持ちが強くなるんです。
でも実際に使ってみると「値段の割に劇的な変化を感じない」と思ってしまう人もいるんですよね。
最初は「高いものを買ったんだから、絶対に満足しなきゃ」と思い込みます。でも毎日使っているうちに「本当にこの値段分の価値があるの?」と疑問に感じる瞬間がやってきます。
キー配列が独特すぎて混乱
HHKBの最大の特徴は、他のキーボードとは全然違う独自のキー配列です。
例えば「Controlキー」が普通の場所じゃなくてAの隣にあるとか、最初はほんとに戸惑います。
慣れるまでには最低でも2〜3週間はかかりますし、その間は作業効率が落ちてイライラすることも多いです。仕事や勉強で忙しい人にとって、この「慣れ期間」はかなりの負担になります。
英語配列と日本語配列で迷子になる
HHKBには「英語配列(US配列)」と「日本語配列(JIS配列)」があります。
見た目がシンプルでかっこいいのは英語配列なんですが、慣れていない人が使うと記号やエンターキーの位置で完全に迷子になります。
「見た目重視で英語配列にしたけど、思った以上に不便だった」と感じる人も少なくありません。
打鍵感への期待が高すぎた
HHKBの魅力として「静電容量無接点方式による最高の打鍵感」がよく挙げられます。
多くのレビューで「一度使ったら戻れない」って絶賛されているんですが、実際に使った人の中には「思ったほど特別じゃなかった」と感じる人もいるんですよね。
口コミで理想を膨らませすぎると、実際に触ったときにギャップを感じやすいのかもしれません。
実際に使った人のリアルな後悔エピソード
「小さい手には辛かった」女性の声
HHKBはコンパクトにまとめられているんですが、だからといって誰にでも打ちやすいわけじゃないんですよね。
特に女性から「手が小さいとキーを押すのに力が必要」「指が届きにくい部分がある」という声をよく聞きます。
デザインやブランドの魅力に惹かれて購入しても、自分の手のサイズと合わないと毎日ストレスになってしまいます。
「矢印キーどこ?」問題
HHKBは究極にシンプルなデザインを追求しているので、矢印キーが独立していないんです。
これが意外と大きな問題で「ちょっとカーソル移動したいだけなのにできない」「文章編集がスムーズにいかない」という不満を持つ人が多いです。
「静かだと思ったのに...」音の問題
「HHKBは静か」というイメージで購入したのに、実際には「思った以上に打鍵音が響く」という声もあります。
特に家族がいる環境や、カフェで作業する時には「カタカタ音がちょっと気になる」と感じることもあるようです。
こんな人はHHKBを買わない方がいいかも
向かない人の特徴
- 設定やカスタマイズが面倒な人
- 複数のPCを頻繁に切り替える人
- 初めて高級キーボードを買う人
- とにかくコスパ重視の人
向いている人の特徴
- キーボード設定にこだわりたい人
- 長時間タイピングする人
- 在宅ワーク環境にこだわりたい人
- ノートPC感覚で使いたい人
もしHHKBが合わなそうなら、他にもいい選択肢があります
東プレ REALFORCE:安定の王道
同じく静電容量無接点方式の REALFORCE は、フルサイズで矢印キーも独立しているので、HHKBで不便を感じそうな人におすすめです。
ロジクール:静音性抜群
「とにかく静かに使いたい」なら、ロジクールの静音キーボードが人気。価格も1万円以下で手に取りやすいです。
薄型ワイヤレス:持ち運び重視
「軽くて持ち運びやすいもの」なら、ロジクール K380 みたいな薄型モデルがおすすめ。カラバリも豊富で可愛いです。
新しい選択肢:HHKB Studio
最新の HHKB Studio は、従来の弱点を結構カバーしています。
- タッチパッド一体型でマウス不要
- Bluetooth で最大4台まで切り替え可能
- 日本語配列もちゃんとあります
従来のHHKBで「これはちょっと...」と思った部分が改善されているので、気になる人はチェックしてみてください。
後悔しないためにできること
購入前のチェックリスト
- 家電量販店や展示会で実際に触ってみた?
- レンタルサービスで2週間程度試した?
- 良い評価も悪い評価も含めて10件以上読んだ?
- デザインだけじゃなく実用性も考えた?
まず実際に触ってみよう
家電量販店や展示会で、必ず実機を試してみてください。数分でも触れば「自分に合うかどうか」の感覚がつかめます。
レンタルサービスを活用
最近はキーボードのレンタルサービスもあります。2週間ほど自宅で実際に使ってみれば、本当に自分に合うかどうか分かります。
口コミをたくさん読む
良い評価だけでなく、悪い評価も含めて最低10件以上は読んでみてください。自分と似た環境の人の意見は特に参考になります。
まとめ:HHKBは万人向けじゃない
HHKBは確かに素晴らしいキーボードですが、誰にでも合うわけではありません。
価格も高いし、クセも強い。でも「合う人には最高の相棒」になる可能性があります。
大切なのは、憧れだけで買うのではなく「自分の使い方に本当に合うのか」をしっかり見極めることです。
あなたにとって本当に必要なキーボードが見つかりますように。